ミャンマー植林プロジェクト

NGO/国際ボランティア支援 ANJING

　ミャンマーでは、小さな子供まで1日を生きるために働き、乾いた土では作物もうまく育たない。自分がどれだけ豊かな土地で、幸せに育ったか、また、そんな環境の中で暮らしながら、視野が狭く、世界は広いということに、今さら気がつきました。
　私は、この旅で、ほんとにたくさんのことを学びました。この経験を活かし、これから先、じっくり考えていきたいと思います。
　一週間、感動や感謝でいっぱいの毎日を過ごしました。こんなにも楽しく充実した時を遅れたのも、オイスカのみなさん、現地の人々、家族、友人みんなのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。また行きたいです。

県知事さんのお手植え<記念植樹>

　定年後には「少しでも誰かの役にも立ってみたい」と心の片隅に思っていたことが、初めて実現したのが、今回の「ミャンマー植林と親善交流の旅」への参加でした。
　私にとって仏教国ミャンマーは、かって「ビルマの竪琴」で、ほんの僅かな情報を得られただけの未知の国でした。この国は、都市部を除けば、雨が多くジャングルに覆われている土地だと思っていました。その国にも砂漠化した土地があり、植林が必要だと聞いたときには、一瞬耳を疑いました。「百聞比如一見」・・・行って見るしかない！！
　世界三大仏教遺跡「パガンの遺跡」を見学後、イラワジ川を小舟で遡ること2時間弱、パコックの船着き場に着きました。デコボコ道を揺られること2時間弱、ドライゾーン真っ只中のオイスカの研修所に着いたのは、2日目の午後でした。
　ミャンマー国内各地から選ばれた青年男女20名の研修生に植林の必要性を説き、ノウハウを指導し、かつ可能な限りのの工夫を凝らしつつ、豊かな農業へ転換させようと率先指導されるOISCAの方の姿勢には、ただただ敬服するのみでした。
　3日目の植林活動は、終了後の夕刻、過去3ヶ月間まったく降らなかったというこの地域が、「一天俄かにかき曇り」夜通しの雨になったのです。
　4日目も、朝落ちていた雨が植林中は止み、夕刻には降り出すという、植林活動にとって、まさに「天佑神助」としか言えないくらい恵まれたものでした。
　私にとって初めてのボランティア活動への参加。自分なりに頑張ったつもりですが、「年齢・体力には難しいな」と自覚せざるを得ませんでした。皆さんの足を引っ張ったのではないかと心苦しいところでもあります。
　今回の経験を基に、自分なりにお手伝いできる活動分野を捜してみようと言うのが、私の行き着いた結論であります。

オイスカ農林業研修センターの庭で記念撮影

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